ワシントン日本人キリスト教会略史


ワシ ントン日本人キリスト教会(WJCC)は1986年11月に創立され今年( 2012年)は第26年目を迎えます。26年の歴史といっても、それには前史があり、今日のWJCCは当時すでに存在していた二つの小さな群れが、神の 恵みにより合同することによって出発しました。その一つはバージニア州アーリントンのセントラル・メソディスト教会を会場に集会を続けていた(旧)「ワシ ントン日本人キリスト教会」であり、もう一つはメリーランド州シルバー・スプリングのノックス・オーソドックス長老教会で行われていた「北ワシントン聖書 集会」です。

(旧)「ワシントン日本人キリスト教会」は元メノナイト教会宣教師リー・カーネギー師夫妻と数人の熱心な信徒によって1981年2 月に、バージニア州アーリントンで始められました。その中心メンバーとして活躍した信徒の中には、当時アメリカ海軍研究所で研究員として働いていた中垣通 彦兄(九州工業大学元教授)とその夫人本田路津子姉(紅白歌合戦に出たこともある元歌手・現在福音歌手として活躍中)のお二人がいます。「北ワシントン聖 書集会」は、当時フィラデルフィアに在住し、シーブルック・キリスト教会の牧師として伝道に従事していた上原隆牧師夫妻によってメリーランド州シルバー・スプリングで1985年5月に始められまし た。

その後、この二つのグループは将来の一体化を目的として合同集会を重ねて準備を進め、主の恵みにより1986年11月第1主日に合 同して一つの群れとなり ました。教会名を(新)「ワシントン日本人キリスト教会」とし、集会所をメリーランド州ポトマックにあるセイント・ジェイムス・エピスコパル教会に移し、上原牧師の所属するアメリカ長老教会(Presbyterian Church in America, PCA)デルマーバ中会(現ポトマック中会)の支援を受けて新たに出発しました。

ポトマックで4年間集会を続けた後、1990年12月、集会所を交通の便の良い現在のベテスダ長老教会に移し、主の祝福のうちに教 会活動を続け、今日に至っています。1991年4月にはメリーランド州に、宗教法人として正式に登録されました。そ の間、最も画期的なことは、教会設立6年目の1992年12月、神の不思議な恵みと導きにより、日本人の多く居住するロックビルに多目的に利用される一軒 の住宅を購入することが出来たことです。それ以来、この建物は、主日礼拝以外の諸集会所、教会事務所及び牧師住宅として、いわば教会活動のセンターとして 重要な役割を果たしています。

過去20年のWJCCの歴史は神の恵みの歴史でした。それと同時に、私たちの教会の存続とその働きの継続のために、アメリカ長老教会及び日本の多くの教会 と信徒たち(特に当地から日本に帰った信仰の仲間たち)の熱心な祈りと支援があったことを、ここでもう一度思い起こし、心から感謝するものです。使徒パウ ロが、コリントの教会宛の手紙の中で、溢れるばかりの神の恵みに感じて、感動をもって書いているように、私たちも「言い尽くせない賜物のゆえに、神に感謝 する」(第2コリント9:15)。